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トゥルルルルルル トゥルルルルルル
マネージャー はい、お電話ありがとうございます。
いつも心を太陽☆完全予約制 正義の味方派遣事務所でございます!!
はい、当社はお客様のニーズにより様々な特殊能力を持った正義の味方が「お客様の見方」
に、なるべくはせ参じるシステムでございます!料金はご依頼の内容と、派遣されるヒーロー
の人気レベルに応じてきめ細やかに設定されておりますのでご安心くださいませ♪
本日は、どのようなヒーローがご入用ですか?手からスペシウム光線のでるヒーローですか?
それともバイクを乗り回し、キリギリスの仮面をかぶってキック・パンチを繰り出すヒーロー
ですか??それとも!5人くらいのチームでみんな乗り物に乗ってて、その乗り物がロボット
に変形して、さらにそのロボットがガッシャンガシャンと合体して巨大ロボになって、それが
なんか不思議な力でさらに超巨大ロボットになったりするヒーローですか??!!
・ ・・はい、うるさい・・・・失礼いたしました。・・・・して、、本日は・・・ええ!!?
今すぐですか?!大変申し訳ございません。当社は完全予約制となっておりますので、はい、
そのようなスクランブル的な事は警察に言っていただいたほうが確実かと・・・・はい、いや
ヒーローも何かと準備が必要でして・・はい、、・・・は?料金弾む?いやいや〜
今手の空いてるヒーローもたいしたことないのしかいませんし・・はぁスナイパーみたいな
・ ・・・え?それでいい?そうですか?そこまでおっしゃるなら・・・・
はい!すぐに向かわせますので!ええ!詳しくお願いいたします・・・・はい はい はい
は〜〜〜いありがとうございました〜〜!! ピッ
ナオコ―――ちゃーん!! ナオコちゃ〜〜〜〜ん!!
ナオコ はーーーい!なんですか〜〜?マネージャー?
マネージャー ナオコちゃん!悪いんだけどさぁ今からスクランブル出動してもらえないかな?
ナオコ はぁ!?! 何言ってんスか?!いやですよ!ここ完全予約制なんでしょ?!
マネージャー やぁ〜 なんか先方さん困ってるみたいだしさぁ〜 ナオコちゃんいつも暇だ暇だって
言ってたし〜ちょうど良いかと思って〜
ナオコ でも打ち合わせも無しなんて無理ですよ!マネージャー!私の特殊能力知ってるでしょ?!
マネージャー まぁまぁ。なんか料金も上乗せしてくれるって言うし、上乗せ分の3割はあげるから♪
ナオコ はぁ〜〜!??何言ってんスか!!普通は私が7でマネージャーが3でしょ?!
そこは絶対に譲りませんからね!!
マネージャー はい♪決まり☆ ナオコちゃんに7でいいからw いってらっしゃ〜〜い♪
詳細はあとでメールするわ〜〜
ナオコ まったく。マネージャーったら!人使い荒いんだから・・!!
ピピピピピ
あ、詳細のメールだわ。ナニナニー?場所、ほにゃらら港、倉庫。ああ、シティーハンター
にでてきそうな倉庫ね。依頼人、山田健太・・・・・山田健太ーー!!????!!
健太先輩といえば・・・大学のサークルでチョーかっこよくてチョー優しかった(うっとり)
なんで健太先輩が・・!!?あ!確か先輩、大学卒業して警察官になったって話聞いたけど
まさか、ヤバい事件に巻き込まれたんじゃ・・!!大変!今ナオコが助けにいきます!
そして二人は運命の再会・・・・(うっとり)
ダメよ!!!私、正義の味方やってること秘密なんだったわ!!サークルの同窓会でも
「私、野蛮なこと苦手なの。今は図書館の司書をやってるわ」って通してるし・・・・
そうだ!!こんなときのために・・・・フルフェイスヒーローマスク!!
これで私ってバレないわ! 運命の再開はお預けだけど・・・・先輩!今助けにいきます!!
ほにゃらら港 倉庫 男が物陰から奥の様子を伺っている
健太 まったく・・運が良いんだか悪いんだか・・。町で怪しい奴のあとをつけてみれば、
麻薬の取引の現場に出くわすとは・・・勝手に行動したことだから同僚の警察も呼べないし
電話した正義の味方はいつ来るんだ!
カン!!カラカララカラカラ
健太 ああ!!何気においてあった空き缶を偶然にも蹴っ飛ばしてしまった!!!
はっ!!ヤバい!!見つかった!!くそぅ!どうすれば・・・!!!
ナオコ オ―――――ッホッホッホ!!お困りのようですね!健太センパ・・・山田さん!!!
とうっ!!!スチャ!
呼ばれて飛出てジャジャジャジャーン!いつも心を太陽に☆完全予約制正義の味方派遣事務所
お電話番号は0120−44−1234! 0120−44−1234!!
私が来たからにはもう安心!
健太 なんだ!?スナイパーと聞いてたからどんなのかと思えば、女の子か?!
ナオコ (ヒーローでも女の子には優しいんですね!先輩!)(うっとり)
いったいどうしてこんなことに?
健太 実はかくかくしかじかおならがポンでこうなったんだ
ナオコ なるほど!ここを突破すればいいんですね!私にお任せを!私の必殺技で・・・!!!・・
で、できな〜い!!ここじゃ、先輩の前じゃ到底できないわ〜〜〜〜!!!!!
説明しよう、スナイパーナオコの特殊能力。それは「鼻ピーナッツ」 なんというか、とにかく鼻ピーナッツが
すんごいのだ!!!破壊力はまるで弾丸のよう、正確さはゴルゴ13も真っ青なのだ!!!
しかし私も女の子なので、、いつもは依頼人と綿密な打ち合わせの上、ターゲットからも、依頼人からも死角に
なるところからコッソリと「プッ」としているのである。だが、今回は先輩の目の前である!せめて・・少しでも隠れるところがあれば・・・・(キョロキョロ)
健太 何をボサっとしてるんだ!あぶない!! ドン!!(ナオコを前に突き飛ばす)
スローモーション 銃を構えだす
ナオコ 身を挺してかばってくれるなんて・・・優しい・・・先輩・・・すてき!(うっとり)
ああっ!!?先輩の背後にもう一人敵が!!??先輩を狙っているんだわ!!
このままじゃ先輩があぶない!!私がヤルしかないの!!?だめ!!だめよ!!
このポジショニングはダメ!!だって私・先輩・敵1・敵2・先輩・私 先輩と私、
今まさに向かい合ってるんだもん!運命の再開を果たしたと同時に鼻ピーナッツをみられるなんて!!そんなことできない!!なんでこんな時にフルフェイスのマスクなん被ってたんだろう!目の周りだけのにすればよかった!!!ああ!!
そんなこんなしてるうちに敵2の指が銃の引き金に!!!先輩!あぶない!!!
こーーーなーーーくーーーそーーーー!!!!!
スローモーション ナオコヒーローマスクを取り、髪の毛が風になびく
懐からピーナッツの袋を取り出しバリッと開封し、ピーナッツを鼻に詰めて敵2に向かって鼻ピーナツ
敵1・敵2 ぐあっ!!ドサ ぐああっ!!ドサ
≪BGM 「初恋」≫
健太 君は・・・大学のサークルの後輩のナオコちゃん・・??今のは・・・
ナオコ 先輩・・・・私・・・・私・・・・・
先輩!!サヨナラ!!!
スローモーション 走り出すナオコ
その瞳からは涙がキラキラ飛び散って 手に持っていた袋からはピーナッツがバラバラとなだれおちていく
ナオコ 太陽の馬鹿!!!
先輩・・・・・・・・・
グッバイ・・・・私の初恋・・・・・・・・
音楽高まって――― 完
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